断食ダイエットから拒食症に陥るパターンが稀ではない

断食ダイエットで効果が上がる人もいます。例えば極端に太った人です。この場合は数日程度断食しても、体内に残されているエネルギーを使って生きることができます。とはいえこれは例外です。痩せたい、この気持ちが強すぎると、食べることに罪悪感を覚え、拒食症に陥るパターンが少なくありません。

食べることは本能ではなく習慣です

食欲、性欲、睡眠欲は、人間の三大本能とも呼ばれます。とはいえいずれも習慣が大きく影響します。本能だから食べる、ちょっと違います。食べ物が地域や文化によって異なるように、食べ方も個々人の生活スタイルが関係しています。

だから決まった時間にお腹が空くのです。空腹感がないけど、なんとなく食べたい、これは習慣によるものです。言い換えると、習慣付ければ、スムーズなダイエットにつながります。

食べないのが習慣になると拒食症になる

プチ断食程度なら問題ありません。例えばデザートを抜く、夜9時以降は食べない、これらは健全かもしれません。こうした方法が習慣になると、上手く痩せていけるでしょう。とはいえ朝食を抜く、これを続けると、朝何も食べられなくなります。

断食系のダイエットで最も心配なのは拒食症になることです。拒食症は病気です。単なる好き嫌いとは違います。食べる行為が嫌になります。食べ物に対する嫌悪感が生まれます。ここまでくると危険です。

食べては吐くダイエットは胃腸を壊す

拒食症は初期段階で気づけば治すことができます。しかし早期発見は難しいようです。つまり通常通り食事をするからです。そして直ぐ吐き出します。食べる欲求がある一方で、罪悪感もある、これは危険サインです。

家族など周りが見過ごすと拒食症は悪化します。激やせした時点から治療するのは難しいです。さらに嘔吐を繰り返すと胃腸を壊します。逆流性食道炎などにも罹りやすいようです。断食ダイエットは絶対に止めましょう。

断食ダイエットは危険です

断食ダイエットは拒食症のリスクがあるので大変危険です。極度の肥満者以外は絶対にやってはいけません。何事も極端すぎてはいけません。栄養バランスと同じく、心のバランスも保ちましょう。